振り返り日記_20220604_山陽堂書店ギャラリー

最近あまりチェック出来ずにいたけど、2つの予定の合間に木陰でコーヒーを飲もうかと思いながら通り掛かった山陽堂書店さん。

壁面のチラシが気になって、久し振りにギャラリーにお邪魔して来ました。

 

 

 

以前HP拝見したり店員さんとお話して、空襲に焼け残った建屋であることを記憶に留めていたけれど。

 

今は華やかで平穏な印象の表参道や青山通りを、当時日本軍が行進していた様子。この一帯は軍と関係性の濃い建物が多数あったこと。代々木公園は練兵場だったこと。知らずいてしまった歴史を、写真や地図で拝見しました。

 

青年の軍服で笑顔の集合写真や、配給する女性と軍人の和やかな写真に、当時人々が信じていたものや見落としていたものや、この場面の先にあるものを思うなどして、虚しくもどかしく悲しくなりました。

 

 

アルコール消毒して手にとって拝読した記事は、5月25日の空襲を体験した方の、その夜の様子を鮮明に書き残したもので、混乱と恐怖とおぞましい光景を伝えていました。

市民の生活の根底を守らずに、莫大な防衛費を検討する今の政府は、何を見ているのだろうか、など考えていました。

 

社会を底から支え盛り上げて潤わせ、武力行使でなく外交努力で、戦争を起こさない国であれたらと思うのに。

過ちを繰り返すなと、必死の思いで語り継いでくれている人がいるのに。

 

 

思いがけず、ふとお邪魔したタイミングで、貴重な時間をいただきました。

 

※写真等はお借りしたもので撮影不可でした。

1点だけ撮影可能だった絵画を載せます。

 

弓指寛治 氏、作品

 

もうすぐ選挙ですね。

最後の機会にもなりかねない、重要な選挙。

一人でも多くの人がその重要性に気付き政治に目を向け、一票を投じますように。

 

健康に生きましょう。

また。

 

(なんとなく。季節外れではありますが、今を確かめられたらと、過去のカレンダーより『プロローグ』詩と絵を添えて)

 

イラスト&詩『プロローグ』