20210607_diary_コーヒーフロート、プレッツェル、ビデオ開示の意義

(プレッツェルを買って食べてみた画像を載せて)

 

(思ったよりふかふかでもっちりでした)

 

最近よく、寝る支度をする前に寝落ちてしまい、深夜に起き出して洗ったままの洗濯物を干したりしている。
荷物が重すぎて疲れているのかもしれない。
カバンを軽くするか。

 

部屋の荷物も片したいと思いつつ。自分が休んで時間が過ぎている…
というか、本当、私ですら燃え尽きてしばし動けなかったのに。
支援者さん弁護士さん記者さん、体力やばいですよね、と想像する。
お疲れ様です。

問題はまだ解決を見ない状況ですが。
これからを考えるためにも、少し個人メモとしてまとめようかと。

その前に、いつもの脱線を。
(すみません)


洋服は古着の680円とか、お気に入りのニットカーデは激安服で380円だったりするのですが。
(あと25年上前の上着を今も着てたり)

先日、唐突にスニーカー(トレーニングシューズ)を買いました。KAMOで。
試合見に行けてないねん… と思いつつ。
履いてる靴の底が擦り減って滑ることを理由に。
(でも新調した靴、実は案外滑る.. )

で、お店でふと振り向くと壁の大判プリントにヤットさんがっ!
(パシャっ)
こないだハイライトで試合シーン見たけど、やっぱ上手いよねぇ、ゾクゾクするわ。

視聴登録しようかな。時間持てなそうだけど。むーん。


話を戻します。
(いきなり)

入管法改正案(改悪案)が今国会での事実上の廃案となって。
異様な内容で事態が悪化することが防げたことは、とても大きなことだったと思います。

現行法での入管運用の問題は改善されないままなので、これからの取り組みが重要だという認識はしています。
(といっても、私はまだそんなに現状を把握できていなく、情報を受け取るばっかりですが)

ウィシュマさんが亡くなってしまった原因の真相解明がまだなことも、異様ですよね。
亡くなられて3ヶ月、6日が月命日だったと。
弁護士さんのまとめで、法務省の川上大臣が調査指示をしたのは9日だったでしょうか。

先日の支援者さんのお話では、いまだに直接面会をしていた支援者さんへ、調査員からの聞き取りは無いそうです。
入管庁の中間報告と、支援者の認識には多くの点で真逆というほど内容の差異があり。
かなり前の段階で、支援者から話を聞くべきだとした議員の指摘に対して、大臣も支援者に話を聞く必要を答弁しましたよね?

正直、国会での松本次長の答弁を見ていると、入管で起きてしまった死亡事案を調査して原因を受け留め、反省して、再発防止に務めようとする姿勢は伺えず。真実を追及するために疑問点を突いている議員に対して、敵対の感情を持っているように見受けられます。
そして、ビデオ開示を拒否しているのは大臣なのですよね?
(入管庁は国会から開示請求を受けてもこれは対応できないと述べたと思いますが、とすると入管が拒否しているのか)

入管自身が決めた幾多のルールが守られずに、DV被害者である彼女がケアされることなく、長期収容され、適切な医療を受けることなく亡くなってしまっているのですが。
入管内の意識改善を図らなければこうした事案は断たないということではないかと思いますし。
それを、では、必要な内容を(人権を尊重する等)(過失が認められた場合に職員や上官が責任を負う等)条文に明記したり、独裁的状態を可能としてしまう権限の集中を見直し司法審査を盛り込む等で状況改善へ促すことがあるかもしれない、と思うと。

ご遺族へのビデオ開示もちろん、国会審議の場で映像確認をして事実を把握しなくては、本当の改善へ検討もできないと思うのですが。

これを拒む心理のもとで、何を”改善”しようとしていたのかと疑問に思います。
人が亡くなってしまっているのに、誰も責任を取らない。
誰でも生命の危機を認識できる状況である人が放置され、結果命を落としてしまった事案について。
事実解明の機会も蔑ろにされてしまうとしたら。

国会ってなんなんですか? 
法務省組織内で起こったことを受け留めずに、国をあげて隠蔽ですか? って思えてしまう。
今後、そのような国政のままで、じゃあ国民は守られますか?
そりゃ公文書破棄するよね、後の社会がどうなろうが関係ないんですもんね? ってなるよね。。。

多くの問題に立場は多様で、国民全ての意見を網羅した答えは不可能で、だから議論して最良の答えを導くんだというのが国会だと思いますが。
倫理のもとで発言質疑なさってる議員の存在を、その優秀さを、近日増して認識してもおりますが。
だからこそ、国会のあるべき姿を叶えられる技量のある議員が在りながら、政府が国会の意義を破壊しているような状況に腹が立ちます。

責任を取ることがなく、何があっても誤魔化せると入管に認識させてしまったこれまでの対応が、この非道で悲惨な事態を招いてしまったのだと思います。
そして、これが正される機会が持てなければ、事態はエスカレートしてしまうでしょう。

入管が過ちを繰り返してしまうことは、入管職員にとって恐ろしいことではないのでしょうか。
エスカレートを止めることができるのは、法務省だと思います。

今の認識は異常なのだと指摘して改めさせることができずにいることは、入管を守ることになっていないと思います。

まずは、真相解明を。


書く順番がちょっとおかしいですが。
(すみません)

入管法廃案に向けて、多くの方が動かれたことに、改めて感謝します。
(私の立場は謎ですが、なんか言いたいのです)

長年に渡り問題と向き合い取り組み周知してくれた弁護士さん。
非道な扱いを受けながら、諦めずに声を上げてくれた当事者の方。
支え励まし具体的な行動をつづけた支援者の方。
地道に資料と向き合い現場視察し取り組んでこられた議員。

改正案が閣議決定されてしまったことに、問題点を社説で説いた毎日新聞。
入管の問題にスポットを当てて報道したNHK、TBS。
ウィシュマさんの事件や、入管法の問題については長期取り組んでこられた弁護士を呼んで、番組組んだテレ朝。


入管法改正案の問題を改善へ向けるため、代案に取り組んだ参議院議員。
入管法の問題点と名古屋入管での事件を確認するべく開かれた議員懇談会。
衆参国会質疑で事件を追及し、法案審議に抵抗してくれた議員。

国連からの指摘を解説し、法案の深刻さを示してくれた人権団体等の記者会見。
改正案の問題周知のための配信や、明瞭な説明画像作成に取り組んだ支援団体。
強行採決の危機に対して取り組まれたツイッターデモ。

入管庁の暖簾に腕押しのような回答に、苛立ちと空虚を感じてしまいそうな状況に。
精神科医師の診療内容が中間報告と異なることを報じたTBS、毎日新聞、追って東京新聞。

死亡時の血液検査結果の異常さから、当時の健康状態の認識(報告内容)がおかしいことを報じた東京新聞。
肺のCT画像からも生命の危機にあったことを確認した毎日新聞。

ウィシュマさんの事件を大きく取り上げたTBS報道特集(法案の問題点も記者が言及した)。
Yahoo! 記事などでもフリージャーナリストが川上大臣の発言のデマ性を厳しく指摘し。
他、多くの報道機関がこの問題と向き合うべく記事を出していたと思う。
海外記事もあったかと。
週刊金曜日など雑誌や赤旗など紙面も入管問題を取り上げていた。


支援者が呼びかけた、SNSを超えて抗議の意志を行動で示すためのシットイン。
そこでの当事者や支援者や弁護士等による熱いスピーチのバトン。
そして見えないところでも、多くの方が、これまでの行動の枠を超えて、言葉にして声にして、人に届けてくれたことを想像する。

入管難民問題において取材班を立ち上げた毎日新聞による連日の報道と、入管や難民について長い歴史を辿った濃厚な記事。
一過性のもので終わらせず、問題を社会が認識する基盤を生もうとする意志と、報道機関という専門職の実力を感じた。

何度もの強行採決をギリギリのところで阻止しつづけた議員の質疑。
あまりに短い質疑時間に、厳しい状況であったと緊迫感が伝わった。
僅かな持ち時間で、なんとかして議事録にこの事態を残すんだという議員の熱が届いていた。
野党全党の議員が連帯して、短い時間で端的に、問題の核心を突きつづけた。

こんなに優秀な議員がおるんやないの、と、感動した。

そして国会では修正協議として長時間に渡る交渉がなされ。
ビデオ開示という条件を譲ることなく、国対協議でも真相解明へ向けた強い姿勢が示された。
国会内で与党議員も事態の深刻さを受け留め採決阻止に動いてくれてことを想像する。

多くの方が連帯して、最悪の事態を防いだ。

こんな力が、尊い意志が、この国にまだあったのだと、稀有な感動を得た。

かなり….. シビれました。
ありがとうございました。

 

 


ここから、また頑張っていきましょう。
健康に生きましょう。
また。

 

(スクールの合間に移動しながら一息入れたときのコーヒーフロート)