20210418_グレープ、中間報告、第三者による調査とは

胃もたれがすごくて、全体の食事量が下がってしまっているのですが。

(お財布には優しいですが)

 

寝不足週間を終えて、PCエラーがあり書けないこともあり、ここ二日は充分なほどによく寝ました。

(寝る間を惜しんで行動している方が多い中、恐縮です)

 

お腹に優しつもりのおやつの写真を載せておきます。

 

 

 

前の投稿に記したのは、つい最近までの私の認識です。

 

16日の議員懇談会とご遺族の記者会見に伺って、このことの深刻さを更に理解しました。

対応する者の真剣さが足りないという次元ではないのだと、認識しました。

 

中間報告として入管庁からずっと説明されてきた内容としては、収容者本人や医師が点滴の必要性を述べたことはないというものでしたが。

質問者が報道で確認した内容では、収容されていた女性本人が記したとされる仮放免申請理由書には「TENTEKI WO UCHITAI DESU(点滴を打ちたいです)」と直筆で書かれていると。

それでも、”点滴を求めた事実は現時点で確認されていない”と説明してきた入管庁の回答の矛盾を訴える指摘があったが、”(資料内容の真理を)評価する立場にない”としか答えない。

 

中間報告の別紙資料として公開された看護師等のメモ抜粋をまとめた資料には、収容されていた女性の体調不良が支援者との接触に由来するといったような印象を与える内容が記載されているが。

庁内医師の文言のような記載のされ方で述べられている文言について、医師の発言ままの文言なのか、あるいは入管庁の解釈が含まれた記載なのかという確認には、”現時点で確認された事実”と述べながらも、”医師の文言ままだと述べた訳ではない”というふうな表現で、医師の診断そのものではない可能性が説明された。

 

現時点で”中間報告の内容の真理について評価する立場にない” と再三に渡って述べながら。

資料には確定した事実ではない解釈などを含む内容が記載されている可能性が否定されなかった。

 

更に驚いたのは、解剖の状況確認を求め議員が担当の出席を求めた流れて発覚したこととして説明されたが。

女性が亡くなってしまったこの事案に対して、現時点で警察は調査に動いてないと。

 

この件で調査にあたっているのは警察ではなく検察庁で、法務省組織(特別機関)の組織。

入管施設で起きた死亡事案の解剖を、法務省内の組織が調査している?

 

前回の投稿で書いたような、傍観主義の社会が引き起こした事件という認識が、悪い方向に裏切られた。

 

積極的に隠蔽に動いていると認識されて仕方ないような対応ではないだろうか。

操作までもが恣意的になされていると疑いのかかるような姿勢ではないのか。

 

このような状態でありながら、審議入りされようとしている入管法改正案は、難民認定の審査において司法審査が含まれないままの内容。

迫害を受ける可能性がある方々の審査を、世界基準とはかけ離れた狭い基準での審査し、それを入管の判断で行ってしまうというブラックボックス。

 

先日UNHCRから提出された意見書では、改正案の内容に多くの懸念が示されながら、政府から説明されているような改善を目的とするのであれば、どのように留意して内容を改めれば、その実効性を担保できるであろうと期待する内容も明記されている。

 

現在の改正案をそのまま通してはいけない。国際基準に叶った内容の代案は野党から提出されている。

私たちは早急に意志を示して、問題多き改正案を止めなくてはならないと考えます。


 

賛同できる方はぜひ署名を。

 

[入管法を改悪しないでください! “Open the Gate for All” ―移民・難民の排除ではなく共生を

 http://chng.it/6cHKgRpyyb ]

 

[日本で生きる!移民・難民とその家族に日本で暮らすための在留資格を認めてください!

 http://chng.it/NCmhGKdF8b ]

※本日4/18〆切の署名があるので注意

 

(次の投稿へつづく)