急に冷え込んだ一昨日に、どこか本来の春を数えた気がしていた私は、同時に久し振りのヘビーな腹痛にて停滞していました。
(ちょっとこれはまずいかな…と思いつつ、できるだけ休みながら)
(かつて通院していた頃に、その声を聴いたら謎に数値が格段下がって改善に向いた、というミラクルな声の持ち主の動画を、久し振りに拝見したりもしていました)
ミャンマーで起きている異常事態に、取り上げるメディアも増え、誰もが何かしら想いを寄せて、苦しんだり悲しんだりしていることと思います。
私も、発せられたSOSを目にして、何をしたらよいのか迷い、僅かな一歩しか踏めずにいる一人。
Twitter中心で発信したり情報シェアしたりしていて、こちらで書けず、またリアルタイムで発進できずに、ごめんなさい。
3/20~22、国連大学前で約20名による48時間ハンガーストライキが行われていました。
何ができるわけもないけれど、21日のどしゃ降りの日に少し様子を伺ってきました。
(写真上手く撮れず)
28日同じく国連大学前(出発着)で行われたデモでも多くの方(約2500人)が参加し。
同日複数の駅前でチラシ配りなど周知活動がありました。
(他の撮影者の後頭部が映り込むなどし、トリミングで見切れてしまっていた参加者の方もいます、ごめんなさい)
代表者のいない、個々の在日ミャンマー人やロヒンギャの方々が、現地のミャンマー人の皆さんと連帯して声を上げているようです。
(深刻な事態ですが、周知活動などにおいての皆さんの前向きで力強い明るいオーラが、とても印象的です)
皆さんも既にご存知のように、2月に起こったミャンマー軍によるクーデターで、ミャンマー国民(複数の少数民族含む)が弾圧され今では虐殺までも起こっています。
(父親に駆け寄った7歳の少女が射殺されてしまったり、公道をバイクで走っていただけの市民が突如銃撃されたりしています)
(燃えるタイヤを消化しようとしていた市民が炎に放り込まれ、殺されてしまったという恐ろしい事件もあったと)
(戦地で使用される類の武器、RPG砲の使用まであるといいます)
ミャンマー国民は、治安部隊と称されるテロ集団の虐殺行為を止めるため、民主主義を取り戻すため、平和的な(武器を持たない)抗議をつづけていて。(武器を手にすることで起きてしまう暗黒の世界の絶望と恐怖を知り、それを繰り返さないための強い決意によるものだと思います)
国連総会で声を震わせながらスピーチをしたミャンマー国連大使の姿に、世界が胸を突かれ、真摯に事態と向き合おうと動いたように思います。
(読まれなかったもう一つの声明案について記された記事があり、大使の心境がとても身近に伝わる記事でした)
[朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASP3W5V3BP3WUHBI013.html ]
在日ミャンマー大使館に勤務していた外交官は、28年間勤めた職務を停止し(出勤を辞め)不服従運動に加わったと。
事態の終息には日本の協力が必要であり、対応が得られることを信じていると。
国軍の暴走を止めるため、世界からのプレッシャーが必要な状況ですが。
では、日本はどのような姿勢なのでしょうか。
いくつかの記事で見えてくるものがありました。
ハンスト者の要望やミャンマー国民からのメッセージ、支援団体からの要望にもある、ODA(政府開発援助)の停止について。
(日本からの、国軍支援となり得る資金提供の停止)
これについて、日本政府は、クーデター後に新たに発生したODAはないと回答しているかと思いますが。
中国ロシアとの外交関係を理由に、具体的な制裁措置は取らないという表明であるようです。
(支援団体の提出した要望書では、緊急措置としてODAの停止、そして国軍に資金が流れる可能性の調査、判明した場合はその取引の停止などが求められたようです)
果たして日本ができることはないのでしょうか?
国軍の暴力的行為に対しては、言葉での強い批判を声明として出した日本ですが。
なぜ制裁措置など、この緊急事態に命を守るための行動に出れないのでしょうか。
(NotFoundエラーになった記事では、ミャンマー国軍による情報遮断は国軍内での洗脳状態を維持するためでもあり、軍兵はマインドを整形されてしまっているために非道な行為に抵抗がないのだとする内容がありました)
記事は削除されたようですが、武力は閉鎖的な組織内で思考が固縮する可能性を持つこと、そして国を守る体の組織が、その武力を国内に向ける事態が発生する可能性を、重く受け止め考えなくてはならないと思います。
(この事態を放置してしまうことは、非道な国軍支配下の認められない国家としてミャンマー全体の信用を落とし、国軍のためにもならないのでは)
クーデターの直前に、日本ミャンマー協会会長が国軍と面談し自衛隊と国軍との関係促進など話合いがなされたという、困惑する事態も確認されましたが。
(ミャンマー協会といえば、その人事に現役国会議員や元国会議員が多数名を連ねていますよね)
(昨年に混乱を招いたあのマスクの発注先がミャンマーだったという話も耳に…)
日本と関係性の深いミャンマーの非常事態に、日本政府はなぜ曖昧な姿勢なままなのでしょう。
疑問を抱え日々を過ごしている中、この記事を見付けました。[Newsweek https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/04/post-95986.php ]
取材を求め、手紙という形でミャンマーの民主主義の現状が書き留められたアウンサウンスーチー氏手記の記事。
この毎日新聞の連載に対して、日本政府は掲載を止めるよう要請していたという内容です。
日本は民主主義国ではなかったのでしょうか?
政府の曖昧さに期待ができないというより。
こうした背景がありながらも、もし今起きてしまっている惨劇を止めるために強い表明や措置がとれないのだとしたら、平和や民主主義の看板を掲げる日本の信用など地に落ちるのではないでしょうか?
つい先ほどニュース番組でデモを支持した大勢の著名人が軍に指名手配されたと報じられました。
一日に100名以上の方が命を奪われ、深刻な事態のエスカレートが進んでいる。
日本政府は言葉だけの傍観でなく、軍の暴走を止めなくてはならないと強く感じます。
インターネットが遮断され発信もままならない状況下で、必死に世界に向けて届けようとしてくれる現地の方々の声や。
武器や防護具も持てないまま仲間を助けに挑む市民の姿に、人間の持つ尊いものを見ています。
苦しみの中で、フラワーストライキやイースターのエッグストライキなど、表現を変えて訴えつづける、この尊い意志と感性の持ち主たちを、世界は守らなくてはならないと強く感じます。
エチオピアでの虐殺も報じられ…
世界で起きている武力の暴走を、どう食い止めて良いかもわからぬまま。
立ち上がり声を上げる人々の放つ明るい光を、見失わないように、それぞれ、受け止めて考えて、社会に変化を求めていきたい。
どうか無事で。
(香港で収容されている方々も、どうぞ無事で)