20210318_ 日記、すあま、ドーナツ、国会、入管、入管法改正案

本当に都度に日記を書く癖をつけた方が良いのでは。
やろうとしていることがあれこれと欲張りなので、結果それぞれが中途半端になってしまって困った。少しずつ進めているはずが、ゴールは遠い。

『すあま』という甘い塊を知っていますか?
すごく美味しいと思ったことはないのに。
(なんてことを)

むにっとした触感と微妙な甘さがクセになり、ついつい買います。
たぶん炭水化物と糖でできています。
気を付けなくては。

 

 

本題から話が逸れすぎました。
作業をする時間が欲しいといいながら、日記を書いてすみません。

ここ数日、国会質疑の議題に取り上げてもらっているので、なるべく聞くようにしています(いつも移動中なのでイヤホンで拝聴)。

入管におけるコロナ感染拡大についてと、名古屋入管で亡くなってしまったスリランカ女性のこと。
記事や支援団体の発信や弁護士さんのノートで色々と状況を確認させていただいてはいましたが。
改めて質疑で丁寧に説明され、苦しくなりましたよね。
(私が感じているのは、ご本人や間近で関わった皆さんの数億分の一でしょうけれど)

教員として語学(得意な英語)を教えることを目指し、そのために日本語を学ぶことが必要だと思い、学校に通っていた。母国からの支援が途絶え、学費が払えずにビザ取り消しとなってしまった。そして、同居人からのDV被害にあい、そのことを申告したことをきっかけに収容されてしまった。

社会に貢献し得る人材であったはず。
助けを求めた彼女を、単に在留資格が無くなったという観点で長期収容した。体調を崩し外部診療を受けた際には食道炎の症状が確認され、医師から点滴を打つ話があったにも関わらず、時間がかかるという理由で点滴治療はされなかった。
体重は20kg近く落ち、食事も取れなく衰弱してしまい、亡くなってしまった。
(わずかでも口にしたら“食べた”と、壁を伝い少し歩いたら“歩けた”という表現をする入管)

必要なことは、救う手立てを検討し安心して生活のできるよう支援し、学びを続けられるよう促すことだったのではないかと。
何か犯罪を犯したわけでもない、暴力的な行為をしたわけでもない、ただ経済的理由で在留資格を失ったという人を、収容施設に押し込めて、死に至らしめてしまった事実をどう受け止めているか? という藤野議員の質問に対して、大臣や次長は「調査中」「しっかりとした調査を」と繰り返したり、入管法改正案を読み上げただけでした。

(改正案(改悪案)の深刻な問題は、以前投稿で一部をまとめましたが)
議員は、入管法改正案について、「真相究明を無くして法案の審査などありえない」と、事態の深刻性と解明の必要性を訴え、第三者による調査の必要性を強く求めてくれました。

その前日に参議院の方で、山添議員が東京入管においてのコロナ感染拡大について、入管の問題点を確認し改善を求める質疑とともに、入管の在り方自体を問う質疑がありました。
(感染拡大を招いた入管対応の詳細を確認する質疑は、施設にある差別意識を浮き彫りにしました)

名古屋高裁の判決で、非正規滞在だという一点のみで収容して構わないという差別的な認識を前提にもと、収容者を人権の主体として扱わない姿勢が裁判でも厳しく批判されていると。
難民不認定処分を争っていた男性が、処分の告知をされた直後に手錠を嵌められ、翌日強制送還された事案は、提訴するかどうかの検討する間もなく裁判を受ける権利を奪ったとして、国家賠償請求が認められた。
難民認定が著しく低い日本において、司法審査を受ける機会は最低限必要であり、改めるべきは難民認定の在り方だと、申請中の強制送還を可能としてしまう改正案の悪質性を指摘してくれました。

(名古屋入管では以前にも収容者が亡くなってしまっていて、その男性について、フリージャーナリスト樫田秀樹さんがブログでまとめてくださっていました)

前の投稿で書いたビッグイシューの記事を読んで感じたことを、改めて。
こんな事態を見過ごして、平和を讃えているという日本が、私たちが引き寄せているのは、平和な明日ではなくて、残虐な行為を犯して何も感じずにただ事態を隠蔽するという、絶望的な絶対権力の独裁国家なのではないでしょうか。

入管法改正案は、この事態を更に悪化させる危険のあるもの。
国を挙げて、虐待行為をしてしまうということではないでしょうか。
傍観は黙認で、このままで私たちはそれに加担してしまう。
くい止めなくてはいけないですよね。

健康に生きましょう。
また。