また少し日が空いてしまってからの振り返り日記です。
日記というか、個人的な思考のメモが多い…
写真は久し振りにお邪魔した下北のmona records さんのプディング
先日は、川崎市で開催された勉強会に行って来ました。(予定があったので遅れて参加)
しかし、そういった啓発や注意を促す発信がある中でも、なぜデマに基づいた誹謗中傷や度を越えた人権侵害が止まないでいるのか。
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コロナ禍で審査会が開催されなかったこともあるが、被害者がSNSでの差別的投稿を削除要請するも長期間削除されず。(もともとはネットモニタリングで削除要請できる制度だったと)
何も対処されない状況に、被害者自ら該当する投稿をチェックし、リスト化をして、削除要請をした。
誹謗中傷にあたる数千件から、絞り込んだツイート288件、ブログ44件、計332件を削除するよう審査会に求めたが、第2回審査会にて、審査会が市に削除が必要と通告したのはその内の9件。
残り約300件について、市が条例の対象としたのは5件のみだったと。
このヘイトスピーチ(差別的投稿)に該当すると判断された件数の差は、いったい何なのだろう。(そもそも差別的投稿が、絞り込んでも尚300件近くあったということに、事態の異常さを感じ取るところだが)
被害を受けながら、被害者が、自身に向けられた言葉の刃を自ら確認しリストアップしなければ事態が進まなかったということの深刻さも、受け止めておきたい。
そして、上記の件で被害者が最初に削除要請をしたのが5月、審査会や市の対応遅れに被害者自らリストを提出したのが6月、審査会が市に答申を出したのが10月。
削除要請から半年近く経っても、充分な対応が成されていなのか…と驚いてしまう。
この対応の遅れは慎重であるからという話があったが、このリストの精査にあたっては、審査会でなく市の職員が担当されられていたと聞いた。
深刻な事案に対処するのが、なぜ専門的知識のない市の職員なのだろう。
弁護士も話していたが。何が差別にあたるのか否かを、具体的に照らし出し精査のスピードを上げる必要があるし、専門的な知識を持った者が対応または指導に当たる必要があると感じる。
言葉による刷り込みで偏見を染みつかせてしまうことが、差別煽動の一つの特色でもあると考えている。
そして、この対応の遅れは、投稿が放置された分長く、被害者は向けられた言葉の刃に囲まれながら生活をしなくてはならなくなるということ。
何がヘイトスピーチに当たるのかを示し、改善を図ることには意味があると思うが。
SOSを出している被害者の痛みを、真に受けない対応のように思える。
国際的には、こうしたデマは24時間以内に削除されるのだと聞いた。
EU全体でプロバイダと協議し、対応できるように約束を交わしているとか。
日本学術会議の件において、著名人や議員までもがデマを発信し積極的に拡散させたことを思い出す。(過去の話ではないが)
その場その場で注目の矛先を変えることや、目の前の権力に付き従うことを優先し、組織や学者の信念や尊厳または利益を受ける立場にある国民の生活を踏みにじることに、罪を思えない感覚にも疑問を感じるが。
その放ってしまったデマがどのように広まり、どのように形を膨らませ、どのように人の感情にシミを付けてしまうかの、それにより社会が歪んでしまうことの責任を、感じることはないのだろうかと思う。
私を含め、誰もが情報の受け取り方を誤ってしまう可能性を持つ。互いに留意して過ごすことができれば一番だとは、思う。
ただ、差別的な投稿や昨今のデマ煽動については、認識を誤ったのではなく、積極的に歪んだ情報を、悪意を持って広めているということなので、ここへの対処は厳重で迅速でなければならないと思っている。
迅速で適切な措置がなされるように、より条例を向上させてもらえたらと思うし、市にも適切な対応を持って欲しいと思う。
これは、被害者個人の問題ではなくて。それぞれが豊かな日々を生きる権利がありながら、自分の力の及ばない事柄を理由に、不当にその生活を脅かされ、周りからその権利を侵害
されてしまうということと、その人権を守ることを保証されるかどうかという、社会問題。
相模原市も、無差別殺傷事件という大きな事件が露見させた差別的意識の問題を抱え、人権条例の制定を求めて市民団体が活動を続けているとのこと。
問題と向き合うことのできる、優れた感情を持った方たちがいるのだと思う。丁寧に議論され、必要な内容の詰まった条例制定と成るよう、負けないで欲しい。
防災についてはもちろん重要で必要な対策です。が、暗に平和や人権についての検討をないがしろにしようと声高に発信する市議と、そのことを問題視できない市政であることに驚きました。
少しずつ、できるところで留意して、声を上げていく必要があるのだと思っています。
人権は守りませんけど税は徴収するぜよってな市政のなすがままにされてもねー。
美味しいご飯をいただいたものの、なにやらコロコロしてきましたよ。(そわそわ)
日記を書いた後は、再エネについて少し学ぼうかと、ある講座を拝見しているですが。
音楽に長生きしてほしくて、それについても何かしたいと思っています。
やはりこうした人権の問題を考えるためにも。赤木俊夫さんが強いられた改竄がどんなものだったか。
苦しみながらその証明として残した詳細ファイルの開示が必要だと、事実が明らかにされることが必要だと思う。