報道や噂について。

(急に、長くってごめんなさい)

 

県内の皆さん、県外の皆さんも。

山梨県から陽性判定を受けながら移動したとされている女性について。

加担してる人がいないか、気に留めてほしい。

 

そして、デマを煽った報道機関。
デマが発生しているのを認識しながら、情報の訂正もしない保健所、各機関も。 

 

サイレントキャリアとして症状のないまま、誰もが感染を広める可能性があるなかで。
一人を吊し上げて叩くこと事態、非道で何の意味もないと考えますが。
(むしろ、申告を送らせ水面下で拡散する可能性すら持ち、その方がより危険であると医師や専門教授が指摘をしています)

 

女性の友人がtwitterアカウントを作り、拡散された情報を訂正しておられました。

 

そこに書かれていることが事実であれば。
当初、味覚に関し違和感はなく、鼻炎の症状だったということ。 
東京に戻ってから、知人の陽性を知り、検査を受ける流れとなったということ。

 

報道されていることと随分ちがいますよね。

 

先日。慶応大学病院で、無症状患者を検査したところ、67人中4人=5.97%の感染が判明し。
市中でも同じように、自覚なく誰もが感染している可能性が確認された。

つまり、いつどこでどういった経路で感染したかも解らない。

 

こうした状況に。
当人の声を潰して事実を歪めて、批判を煽ったり、それに便乗したりする行為に、何の意味があるんでしょうね?

 

無事に治療を受け回復へ向かうことを祈りますが。
感染が確認された身で不安な中。
彼女の意思までを否定しようとする言葉や監視が、日々エスカレートするストレスってどれほどのものでしょうね?
想像できますか?

 

日常に、どこの誰とも知らない人からの、一方的な批判が飛び込んでくる異常さを、想像できますか?

 

全部シャットアウトしていいから、気持ちを明るく保って欲しい。
飛び交ってる言葉の向こうに、的確な判断を持つ、柔らかい大人も居ることを知って欲しい。

 

もし、人から聞いた話しに便乗して話題に参加してしまった人がいたら。
今からでも改めて。 
「やっぱそれ違うかもよ」
「よく知らないんだし止めとこうよ噂すんの」
って積極的に言って欲しい。

 

万が一、デマや噂で、彼女の心が病んでしまったら、責任取れますか?
時間を戻せますか?

できませんよね??

自分だけが言ったんじゃない、って、逃げますか?

 

 

少し引いて考えると。
どうしてここまで、犯罪者でもない一人を、叩く構図ができてしまったんだろうと思う。

 

何かごまかされていませんか。
目をそらされていませんか。

 

クルーズ船のときから。
PCR検査を進めて、より多く検査できる体制を迅速に整えなければと、一部の報道番組や専門教授が指摘していた。

しかし、いっこうに検査は増えなかった。
(最近大阪府などで急に検査数が上がったものは、退院後の検査数を数に含むようになった可能性があります)

 

だから、今や誰が感染しているか解らない状況で。地域の医療の要を担う、第2救急が感染疑いのある患者を受け入れられなくなった。
(陽性者であった場合に、感染防止の体制がなく院内感染のリスクがあり。院内感染が起きてしまうと、他の重症患者の治療ができなくなるため)
(乳幼児の受け入れ後に、感染が発覚し院内感染が起きてしまった事例もある)

 

世界各国が数字をベースに対策を取り、第2波の懸念はあるが、いったんの感染拡大を抑え込みつつある中で。
日本は、検査数が少なすぎてその判断数値(陽性率数値)がない。

 

もっと検査数を上げるべきと、日本医師会も野党も要望をつづけ。
緊急事態宣言から1ヶ月でやっと政府が動こうとしている。
圧倒的に遅い。

 

自粛や休業要請で事業経営が困難になってしまう状況に、なぜいまだに給付は不十分なんだろう。

 

そして、こうした混乱の中で。
その不安を利用するように、なぜ改憲の話が浮上するんだろう。(感染症対策に改憲の必要は無い)

 

目を向ける先は別にあると考えます。
注目すべきは、行政で、国政だと考えます。


誰かを批難したくなる心のもとを生んでいるのは、不安ではないですか?

 

少し立ち止まって。
考えてみて欲しい。

 

そして政治に、目を向けてほしい。